大人気ライトノベル「このすばらしき世界に祝福を!」が、ついに完結を迎えた。
一応、魔王討伐が最終目的ではあったのだが、実際主人公のカズマたちの最弱パーティーにはそんなの絶対に無理だろ!と誰もが思っていたのではないだろうか。
それがなんと!最終巻では、ついに主人公のカズマが魔王と直接対決することに!
この記事では、「このすば」のラスボスである魔王の正体とは?最終巻はどんな話なのか?カズマと魔王の闘いの結末はどうなる?という事にスポットを当てて徹底的に検証・解説していこう!
記事の内容
- 「このすば」魔王の名前とその正体について徹底的に解説!(ネタバレあり)
- 「このすば」は異世界転生モノの大人気ライトノベル
- 「このすば」最大の魅力は個性あふれるキャラクターたち
- 魔王の名前は「八坂恭一(やさか きょういち)」
- 魔王の姿は謎のままで完結
- 魔王は2つの特殊能力を持っている
- 魔王には8人の魔王軍幹部がいる
- 「このすば」魔王の正体と戦いの行方は?17巻あらすじ(ネタバレ注意!)
- 最終回・カズマVS魔王
- 最終巻を読んだファンの感想
- 小説を読むのが苦手ならアニメがオススメ!
- 「このすば」魔王の正体についての統括
「このすば」魔王の名前とその正体について徹底的に解説!(ネタバレあり)
この項では、「このすば」のラスボスである『魔王』の本名やその正体、魔王が持っている能力や8人の魔王軍幹部について徹底的に検証・解説していく。
「このすば」は異世界転生モノの大人気ライトノベル
本題に入る前に、ちょっとだけ「このすば」について解説しておこう。
「このすば」とは、シリーズ累計1,000万部を突破した大人気ライトノベル「この素晴らしき世界に祝福を!」の略称である。
クズニート野郎の主人公カズマは、トラックに轢かれそうになった女子高生を助けようとして死亡する。死因は自分がトラックに轢かれたと勘違いしたことによるショック死。
死後、天界で女神アクアに面会したカズマは、自分が惹かれて死んだと思い込んでいたのは実はトラックではなくトラクターだった。
しかもカズマが助けようとした女子高生は、そもそもかすり傷ひとつ負う予定ではなかったと聞かされる。
死ぬ予定ではなかったカズマに、アクアは異世界への転生を勧める。そして異世界転生への特典は、「ひとつだけ望むものを持っていける」というものだった。
完全な無駄死にだったとカズマをバカにして笑い転げるアクアへの腹いせに、カズマは異世界に1つだけ持っていけるものとしてアクアを指定し、むりやり異世界転生への道連れにする。
こうして、異世界である「アクセルの街」に転生したクズニート・カズマと駄女神アクアの壮大な冒険?が始まるのであった。
「このすば」最大の魅力は個性あふれるキャラクターたち
異世界転生モノといえば、現世ではダメ人間だった主人公が異世界に転生したらヒーローになった!的なストーリーであることが多いものだが、このすばの主人公カズマは異世界に転生してもやっぱりクズニートだった。
このすばの魅力といえば、そんなクズニートな主人公カズマをはじめとする、個性あふれるキャラクター達だろう。この項では、そんな魅力的なキャラクター達について解説していこう。
主人公カズマのクズニートっぷり
「このすば」の主人公カズマは、スケベで卑怯、勝つためならば手段を選ばず、相手を落とし入れることで優位に立つことで勝ち誇るゲスなクズ野郎で、パーティーの仲間からも「クズマ」と呼ばれるほど。
しかし根はお人好しで仲間思いなので、パーティーの仲間からは意外と信頼されていたりする。
アクアの駄女神っぷり
アクアは水を司る女神で、アクシズ教のご神体。…なのだが、クズニートのカズマからも「駄目な女神、駄女神」とバカにされるほどに痛すぎるお笑いキャラ。
そもそもが女神なので、全ステータスも高く、アークプリーストとしての能力は高い。
しかしとにかくお金には目がなく、お酒や宴会が大好きで宴会芸スキルまで習得しているほどで、クエストにおいても短絡的で軽率な行動ばかりしてパーティーメンバーにいつも迷惑をかけている。
めぐみんの使えない爆裂魔法使いっぷり
めぐみんは人類最強の攻撃魔法「爆裂魔法」だけをこよなく愛し、「爆裂魔法」のみをトコトン極めんとする紅魔族のアークウィザード。大魔法使いになって巨乳になるのが夢らしい。
爆裂魔法「エクスプロージョン」の威力は相当なものだが、一発爆裂魔法を放つと魔力を全て使い果たしてしまい、身動きできなくなってしまうという欠点がある。
そのためカズマからは使えないヤツだと思われていたが、ココぞという時にはいつもめぐみんの爆裂魔法で数々の魔族を撃退してきた。
パーティーの中では一番まとも?で健気で可愛らしいからか、ファンからの人気が高い。
ダクネスの変態クルセイダーっぷり
ダクネスはカズマのパーティーのクルセイダーで、圧倒的な防御力を誇っているが、なぜか攻撃がまったく敵に当たらないというダメっぷりだ。
いたぶられたり辱められたりすることに異常に興奮するという変態的な性癖がある。そのため、自ら望んで敵の攻撃を受ける盾となりたがるが、それはすべて自分の性癖を満たすためだったりする。
そんなド変態なダクネスだが、実はいいとこの貴族の娘である。
魔王の名前は「八坂恭一(やさか きょういち)」
では、ここからはお待ちかねの魔王の正体について解説していこう。
現段階では、魔王の名前は「八坂 恭一(やさか きょういち)」だという事が明らかになっている。まるで日本人みたいな名前だが、れっきとした魔族であり、日本人ではない。
カズマに日本人なのかと訊かれたときも、「ニホンのことは知らない」と答えていたことからも魔王が日本人ではないことは間違いないようだ。
魔族である魔王がなぜこんな思いっきり日本人みたいな名前なのかは不明なままである。
結局、ほとんどの情報が明らかにされないまま魔王はカズマに倒されてしまい、多くの謎を残したまま完結することとなった。
ちなみに「このすば」のスピンオフ作品にて、魔王は元チート持ちの孤独なソロプレイヤーだったが、前魔王を倒して新たな魔王となったとされている。
魔王の姿は謎のままで完結
実は魔王は最後までその姿を描かれることはなかった。
そのため、どんな容姿でどんなキャラクターなのか、実は明かされることがないまま終わることとなったのである。
現時点で判明していることは、以下の事くらいである。
- 魔族の老人で2本の角を持っている
- 名前は八坂恭一
- 元チート持ちのソロプレイヤー
- 娘がいる
- 2つの特殊能力を持っている
- 8人の幹部がいる
魔王は2つの特殊能力を持っている
魔王は結構な高齢らしく、戦闘能力はそこまで高くはない。だが、魔王は2つの特殊能力をもっており、それらの能力はかなり強力である。
この項では、そんな魔王の持つ特殊能力について解説していこう。
「魔王の傍にいるモンスターや魔族が強化される」
魔王の能力はかなり弱ってきているため、魔王の部屋の中のような近くにいる者にしか効果を発揮することができないが、この能力によって、ただのゴブリンでさえも冒険者グループと互角に渡り合えるほどに強化される。
「部下のステータスや弱点を強化する加護を与える」
部下である魔王軍幹部のベルディアはこの加護を受けており、弱点であるはずの神聖魔法に対する耐性が強化されていた。
以上のことからもわかるように、魔王は「攻撃特化型」ではなく「補助特化型」の能力が高い。
しかし、魔王は高齢ということもあり、今ではだいぶ能力も衰えてしまっているようだ。
魔王には年を取ってからできた娘がいて、その娘をとても可愛がっている。そしてその娘に自分の力の大部分を引き渡してしまったのも能力が弱ってしまった原因である。
魔王には8人の魔王軍幹部がいる
魔王軍には8人の幹部がいて、いずれもかなりの強さを持っている。しかし、そのほとんどがクセの強いキャラクターばかりで、いつも勝手な行動や悪さばかりしては魔王を困らせているようだ。
ベルディア
魔王軍の幹部の中で一番最初に登場した。いかにも魔王軍幹部という風貌で、体から離れた頭部をいつも手に抱えている。
魔王軍だが良識的で騎士としての誇りも高い。自分の城に毎日爆裂魔法をぶっ放していためぐめんに腹を立ててアクセルの街に現れた。
体を張って仲間をかばうダクネスの事は騎士の鑑だと高く評価していたが、ダクネスとしてはただ単に攻撃を受けることに悦びを感じていただけである。
厳格なイメージの見た目とは裏腹に、ウィズの足元に何度も自分の頭部を転がしてスカートの中を覗こうとしていたり、カズマ達に倒された後も三途の川の向こう岸からウィズを「こっち来いよー」と嬉しそうに手を振って呼んでいたりと、おバカな面も多い。
ウィズ
アクセルの街で魔道具屋を営んでいるが、商売には向いていないらしく頑張って働けば働くほど何故かどんどん赤字になっていくというポンコツ店主だ。
しかし実はその正体は魔王軍の幹部の一人であり、アンデッドの王「リッチー」。
魔王軍の幹部ではあるが中立の立場を貫いており、戦闘に関わらない一般人を傷つけないという事を条件に魔王城の結界の維持に協力している。
普段はゆるキャラなウィズだが、この約束を破って一般人を喰ったハンスに激怒した時には、さすが魔王軍幹部と言えるほどに強力な魔法攻撃を炸裂させた。
バニル
出典:https://frequ.jp/622
魔王軍の幹部の一人で、ウィズ同様に中立的な立場を好み魔王城の結界維持にのみ協力をしている。後にウィズの店で働くようになる。
「見通す悪魔」という通り名を持ち、相手の行動や思考を見透かし常に上から目線で人をバカにした喋り方をする。
バニルは人間の持つ悪感情を喰らうため、人間を殺したり傷つけたりはしない。人間をからかう事で湧き出る悪感情を得ている。
いつもチャラい言動ばかりしているが、魔王軍幹部の中でも最強クラスの実力を持つ。ダクネスと戦った時には、いくら攻撃してもなぜか倒れないダクネスに困惑し動揺しながら悪戦苦闘を繰り広げた。
ハンス
「デッドリーポイズンスライム」というモンスターの変異種。その体は猛毒でできており、体に触れた相手は即死するほどの危険なモンスターである。
なにかしらクセのある魔王軍幹部の中では比較的まともな方で、魔王軍幹部らしい悪党っぷりも見せる。
アクアの信者たちが住む村の温泉を毒で侵そうとするが、一般人に手をかけた事に激怒したウィズや、信者たちの強い信仰心を受けて超絶パワーアップしたアクアの猛攻撃を受けて倒される。
シルビア
魔王軍の強化モンスター開発局局長であり、自らの肉体も合成と強化を繰り返してきたグロウキメラである。
グラマラスボディに赤いドレスを身にまとった妖艶な外見はどう見ても女性だが、実は男性。
女性の肉体は合成で得たものだが、下半身の「あの部分」は改造していないようだ。
その証拠に、カズマのお尻に股間を当てて誘惑しようとした時に「シルビアさん、俺のケツに何か当たってるんですが」というカズマに対し「当ててんのよ」と発言している。
ウォルバク
怠惰(たいだ)と暴虐(ぼうぎゃく)を司る邪神・ウォルバクの半身たる怠惰の女神。
紅魔の里の邪神の墓に封印されていたのを、幼い頃のめぐみんが封印を解いて復活させてしまう。
この時に女神と魔獣のふたつに分離したのだが、暴走した魔獣が幼いめぐみんを襲おうとしたところをウォルバクが爆裂魔法で弱らせ再度封印する。
実はこのウォルバクこそが、めぐみんに爆裂魔法を伝授した師匠である。魔獣を封印して去ろうとした時に、幼いめぐみんにせがまれて爆裂魔法を教えたのだった。
後に魔王軍幹部としてカズマたちと対峙した時に、皮肉にも弟子であるめぐみんの爆裂魔法によって倒されることになる。
セレナ
謀略と諜報を担っている魔王軍の幹部であり、傀儡と復讐を司るダークプリーストである。自分に借りを作った者を傀儡として操れる能力を持つ。
邪神レジーナの復讐の加護によって、セレナに攻撃するとそのダメージが自分にも返ってくるため、迂闊に攻撃をすることができない。
善良なプリーストを装って街の人たちに溶け込み、カズマのパーティーに入ろうとしたが失敗。バニルによってカズマに正体をバラされたことで開き直って本性であるチンピラのような性格をさらけ出す。
セレナは復讐の加護があるため倒される事こそなかったものの、最終的にはカズマによって散々な目に遭わされるという結末を迎えることになる。その様は魔王軍幹部とはいえ可哀相だとすら思えるほどに悲惨な末路であった。
魔王の娘
顔も名前も不明。カズマが魔王と戦っているときに大軍を率いて王都に攻め込んできた魔王の娘にセレナが立ち向かっていったというエピソードが最終巻でチラリと描かれていた。
原作で魔王の娘について直接的に描かれたことはなく、魔王からかなり可愛がられている、魔王の能力を引き継いでいる、大軍を率いて紅魔族の里を攻め込むも紅魔族によって撃退された…という事くらいしか明かされていない。
「このすば」魔王の正体と決着はどうなる?17巻のあらすじ(ネタバレ注意!)
「このすば」は原作の17巻が2020年5月に発売され、完結を迎えた。
この項では、最終巻となる原作17巻の内容について解説していく。「このすば」最終巻のネタバレを含むので、まだ最終巻を未読であり結末を知りたくないという人はこの項を読み飛ばすことを推奨する。
「このすば」最終巻・カズマVS魔王
大量のマナタイトにより、無限に爆裂魔法を放つことが可能となった「めぐみん」は爆裂魔法を連発して魔王城の結界を破壊、中から出てきたモンスター達も次々と爆裂させていく。
※マナタイトとは
高密度に魔力を封じ込めた宝珠。魔法発動時に魔力を引き出すことができる、使い捨ての高価なマジックアイテム。
魔王城の内部に侵入したカズマ・めぐみん・ダクネスは、ゆんゆんやミツルギたちと合流。
城の中でパーティーとはぐれてひとりだけ迷子になってしまったアクアは、単純な罠にまんまと引っかかってしまい、魔王城の上層部へワープさせられる。
カズマも同じ罠に見事に引っかかってアクアと無事?に合流し、モンスターの仲間を装ってアクアを救出する。
仲間と合流することに成功したカズマ達はこのまま帰る予定だったが、魔王を倒さないと天界に帰ることができないアクアのため「行きがけの駄賃」に魔王を倒すことに。
そして魔王や側近のモンスターたちとの闘いが始まり、ダクネスがモンスターの攻撃を受けて耐えている間にカズマは「潜伏スキル」で魔王の背後に忍び寄り暗殺しようとする。
しかし潜伏スキルが通用しないアンデッド系モンスターに見つかって、あっさりと殺されてしまう。
死んでしまったカズマは天界に送られ、エリス様に「魔王を一騎打ちで倒して欲しい」とムチャ振りされる。
エリス様に強化魔法をかけてもらって生き返らせてもらったカズマは、「潜伏」「テレポート」を使って魔王との一騎打ちに持ち込む。
魔王相手にあの手この手で対抗するも苦戦するカズマ。魔王を倒すために最後の手段として、めぐみんに貰ったマナタイトを使って爆裂魔法を放つ。
そしてカズマは自分の命と引き換えに見事、魔王を倒す。
魔王と相打ちに持ち込み死んだカズマは再び天界に戻る。
そこにはエリス様と、魔王が倒されたことで天界に戻ることができたアクアがいた。
そして物語は感動のエンディングへと向かう…
最終巻を読んだファンの感想
「このすば」最終巻を読んだ多くのファンからは感謝と感動の声が寄せられた。ここでは、そんな「このすば」ファン達の声を紹介しよう。
このすば17巻読みました最高でした
ちょっと感想言うとこのすばのあの面白い感じからいきなり泣きそうになる展開があってすごくよかったです
自分をここまで笑わせてくれる小説はこのすばだけですね
残った伏線とか最推しのアイリスの話とか書いて欲しいですね
暁なつめ先生お疲れ様でした#このすば pic.twitter.com/8qyWmzbNbn— たれ (@Tare1s) June 7, 2020
このすば17巻読了。
まさかこのすばで泣かされる日が来るとは思ってなかったよねww 最高に良かった!そして、最後の最後まで「このすば」らしさってものを感じました!
明日ネタバレ感想あげます🙇♂️#このすば #このすば17巻完走 https://t.co/RxrgLVA6P2— とびすけ (@tobi_mimimi) May 9, 2020
このすば17巻読み終えた。
率直な感想は、終わって悲しみの感情が出てきて感想どころではなかった。中学時代、高校時代の自分を作り上げてくれたこのラノベを自分が好きになれて良かったと改めて実感した。
このすば完結本当におめでとうございます🎉#このすば17巻完走— みかん (@MIKan_8902) May 5, 202
このすば17巻感想。
すっごくいい作品でした。webで昔公開しててそれのネタバレ聞いてたけどもしかしたら違うんじゃとか思ったけどすっごく良かった。カズマさん決めるときは決めてて毎回いい。すっごく最後感があって泣いちゃいそうになったしコメディ要素も面白くて本当に最後まで読んでて楽しかった— ほっとけーき (@hotcake__) May 2, 2020
このすば全17巻本当にお疲れ様でした。本巻の感想とかはネタバレになるので控えますが、本当に最高でした。今後これ以上の作品に出会うことはないと思います。素晴らしい作品を作ってくれた暁なつめ先生、
並びに三嶋くろね先生、本当にありがとうございした!
この素晴らしい小説に祝福を!— キムチーズ(A4)🐳 (@kimutizu) May 1, 2020
このように、「このすば」最終巻を読んだファン達のTweetからは、作者の暁なつめ先生とイラスト担当の三嶋くろね先生への感謝とこのすば愛に溢れている。
この事からも、「このすば」がどれだけ素晴らしい作品なのかということがお分かりいただけると思う。
小説を読むのが苦手ならアニメがオススメ!
「このすば」興味あるし読んでみたいけど、小説とか読むのが苦手だ…という人にはアニメを見ることをオススメする。
「このすば」は、2016年にテレビアニメ化されたことで一躍人気と知名度をアップさせ、2017年にはアニメ第2期が放送された。さらに2019年には劇場版も公開された。
アニメ「このすば」1期
アニメ「このすば」1期は、原作の第1巻から第2巻の内容を元にアニメ化され、2016年1月から3月に放送された。
アニメ「このすば」2期
アニメ「このすば」2期は、原作の第3巻から第4巻までの内容を元にアニメ化され、2017年1月から3月に放送された。
劇場版「このすば」
劇場版「このすば」は、原作の第5巻の内容を元にアニメ映画化され、2019年に公開された。
カズマたちパーティーが、めぐみんの故郷である紅魔の里を訪れることで巻き起こる騒動を描いた内容で、めぐみんとゆんゆんが主役の映画である。
アニメ「このすば」は、現在『Netflix』や『U-NEXT』などで見ることができるので、まだアニメを観たこがない人はぜひ観てみて欲しい。
「このすば」魔王の正体についての統括
この記事では「このすば」のラスボスである魔王の正体について解説してきた。
- 魔王の名前は「八坂恭一(やさか きょういち)」
- 魔王の姿は謎のままで完結
- 魔王は2つの特殊能力を持っている
- 魔王には8人の魔王軍幹部がいる
最終巻では、カズマと魔王の戦いとその後の結末までが描かれたのだが、最後まで魔王の正体や名前の由来、そして魔王の娘についてなど多くの謎が明かされないまま終わってしまう事となった。
17巻のあとがきでは、著者の暁なつめ先生が以下のように綴っていた。
「まだまだ回収しきれてない話や、伝えきれていない話などがたくさんありますので、またいつの日か後日談などを書くことが出来ればと思います。」
もし今後「このすば」の続編やスピンオフ作品が発表されることがあるのならば、
- 魔王の娘の正体
- 魔王の正体
- 魔王城以外でのアイリスたちの闘い
といった、明かされることのなかった謎や回収されなかった伏線などについて描かれることを期待したい。
原作は完結を迎える事となってしまったが、まだまだこの先アニメの3期や劇場版などの制作もあるだろうから、「このすば」はこれからもずっと我々に笑いと感動を与えてくれる事だろう。
最後に、暁なつめ先生、三嶋くろね先生、いままでお疲れ様でした。そしてこの素晴らしい作品を産み出してくれて、本当にありがとうございました!